法人番号APIのアプリケーションID申請方法と発行までの期間

法人番号システムWeb-APIを使うには、国税庁が発行するアプリケーションIDが必要です。発行に費用はかかりませんが、発行までに2週間から1か月程度かかります。開発の予定に組み込むなら、最初に申請しておきましょう。
この記事では、申請の手順と、申請時に迷いやすい点を説明します。申請を待たずに試したい場合の選択肢は法人番号APIの比較で紹介しています。
アプリケーションIDは2種類ある
アプリケーションIDには2種類あります。
| 種類 | 使えるAPI | 発行までの流れ |
|---|---|---|
| 法人番号用アプリケーションID | 法人番号システムWeb-APIのみ | 基本情報を入力すると、1か月程度で発行 |
| インボイス用アプリケーションID | インボイスWeb-APIと法人番号システムWeb-API | 基本情報の入力に加え、公表情報の取得方法と利用方法が分かる資料を出し、国税庁の審査を受ける |
法人番号だけを使うなら、法人番号用で十分です。 インボイスの登録番号も確認したい場合はインボイス用を申請します。あとから法人番号用にインボイスWeb-APIの権限を追加することもできます(インボイスWeb-APIの申請方法)。
申請の手順
手続きは、国税庁の適格請求書発行事業者公表サイトにある「アプリケーションID発行届出」から行います。
- Web-API機能利用規約を読み、同意する
- 「発行届出」からメールアドレスを仮登録する
- 届いたメールのURLを開き、基本情報(申請者、連絡先、利用目的など)を入力する
- 国税庁からメールでアプリケーションID(13桁)が届く
申請者は法人でも個人でもかまいません。
発行までの期間
法人番号システムの案内では、発行までに2週間から1か月程度かかるとされています。インボイス用は審査があるため、資料に不備があると連絡が来て、さらに時間がかかることがあります。
待っている間にできることもあります。
- 仕様書(リクエストの設定方法と提供データの内容)を読み、応答の項目を確認する
- 公表サイトの全件データやサンプルデータを使って、取り込み処理を先に作る
- 応答の分割(2,000件ごと)や10件ずつの送信など、制限に合わせた処理を設計する
仕様の全体は法人番号システムWeb-APIの使い方で解説しています。
取得したあとに気をつけること
IDを第三者に開示しない
利用規約は、アプリケーションIDを第三者に譲渡、貸与、開示することを禁止しています。
- ソースコードに直接書かず、環境変数などに置く
- 公開リポジトリにコミットしない
- ブラウザで動くJavaScriptからは呼ばない
登録情報の変更と停止
連絡先などが変わったときは「登録情報変更届出」、使わなくなったときは「停止届出」を出します。連絡がつかない場合や、短時間の大量アクセスなどがあった場合は、利用を止められることがあると利用規約に定められています。
出典を表示する
取得した情報を使ったサービスを公開するときは、国税庁のWeb-APIを使って取得した情報であり、国税庁が内容を保証するものではない旨を、利用者が見られる場所に表示します。
申請を待てないときは
開発を急いでいる場合や、試作だけ先に進めたい場合は、申請が要らないAPIを使う方法もあります。
- 無料で登録不要の民間API
- 登録してすぐキーが出る商用API(Bango API はFreeプランで月500回まで無料)
違いは法人番号APIの比較にまとめています。
まとめ
法人番号システムWeb-APIのアプリケーションIDは、無料で申請できますが、発行までに2週間から1か月程度かかります。法人番号だけなら法人番号用、インボイスも使うならインボイス用を選び、待っている間に仕様の確認と取り込み処理の設計を進めておきましょう。





