インボイスWeb-APIの申請方法|アプリケーションIDの取り方

国税庁のインボイスWeb-APIを使うには、「インボイス用アプリケーションID」が必要です。発行に費用はかかりませんが、法人番号用のIDと違い、利用方法が分かる資料を出して国税庁の審査を受ける必要があります。

この記事では、申請の流れと、審査に向けて準備することを説明します。申請を待たずに使える方法はインボイスAPIの比較で紹介しています。

アプリケーションIDの種類

種類使えるAPI発行の流れ
インボイス用インボイスWeb-APIと法人番号システムWeb-API基本情報の入力+資料の提出→国税庁の審査
法人番号用法人番号システムWeb-APIのみ基本情報の入力→1か月程度で発行

インボイス用のIDがあれば、法人番号システムWeb-APIも使えます。

申請の流れ

手続きは、適格請求書発行事業者公表サイトの「アプリケーションID発行届出」から行います。

  1. Web-API機能の利用規約を読む
  2. 「発行届出」からメールアドレスを仮登録する
  3. 届いたメールのURLから、基本情報などを入力する
  4. 「公表情報の取得方法及び利用方法」が分かる資料を提出する(本登録)
  5. 国税庁が審査し、不備がなければアプリケーションIDがメールで届く

本登録の内容に不備があると、国税庁から連絡があり、内容を確認されることがあります。

提出する資料のポイント

「公表情報の取得方法及び利用方法」が分かる資料には、次のようなことを書きます。

  • どのシステムで、どの機能(番号指定・期間指定・日付指定)を使うか
  • 取得した情報を何に使うか(例: 受け取った請求書の登録番号の確認)
  • 取得の頻度や件数の見込み
  • 取得した情報をどう保管し、誰が見られるか
  • サービスとして公開する場合は、出典の表示をどこに出すか

個人事業主の情報も扱うことになるので、個人情報の取り扱いについても説明できるようにしておくと安心です。

法人番号用のIDに権限を追加する

すでに法人番号用のアプリケーションIDを持っている場合は、「登録情報変更届出」から、インボイスWeb-APIの権限を追加できます。追加する場合も、入力した内容で審査があります。

審査を待つ間にできること

  • 仕様書(第一編:利用手続、第二編:リクエストの設定方法及び提供データの内容)を読む
  • 公表サイトの全件データや差分データをダウンロードして、取り込み処理を先に作る
  • 10件ずつの送信、最大50日の差分、応答の分割に合わせた処理を設計する

APIの使い方はインボイスWeb-APIの使い方で解説しています。

取得したあとに気をつけること

  • アプリケーションIDを第三者に開示しない(コードや公開リポジトリに書かない)
  • 短時間に大量のアクセスをしない
  • 連絡先が変わったら登録情報変更届出を、使わなくなったら停止届出を出す
  • 取得した情報を使ったサービスを公開するときは、出典と国税庁が保証しない旨を表示する

申請を待てない場合は

審査を待たずに開発を始めたい場合は、申請なしで使える民間のAPIを使う方法もあります。登録してすぐにAPIキーが発行されるものなら、その日から試作を始められます。

選択肢はインボイスAPIの比較にまとめています。

まとめ

インボイスWeb-APIのアプリケーションIDは無料ですが、利用方法の資料を出して審査を受ける必要があります。何に、どのくらい、どう使うかを説明できるように準備しておくと、手続きがスムーズです。審査を待つ間は、仕様の確認と取り込み処理の設計を進めておきましょう。

この記事を書いた人

Bango API の開発者です。国税庁の法人番号Web-APIとインボイスWeb-APIを使ったシステムを実装してきた経験をもとに書いています。

本サービスは、国税庁法人番号システムWeb-API機能および国税庁適格請求書発行事業者公表システムのWeb-API機能を利用して取得した情報をもとに作成していますが、サービスの内容は国税庁によって保証されたものではありません。取得した情報は編集・加工して提供しています。