社名変更で法人番号は変わる?変わらないケースと確認方法

社名変更(商号変更)や本店の移転をしても、法人番号は変わりません。 国税庁は「一度指定された法人番号は変更されない」としていて、変わるのは公表される名前や所在地だけです。
この記事では、社名変更のときの法人番号の扱いと、取引先の社名変更に気づく方法を説明します。取引先の変更を自動で知りたい方はBango APIの変更監視の使い方も見てください。
社名変更・移転のときの扱い
| 出来事 | 法人番号 | 公表される情報 |
|---|---|---|
| 社名(商号)の変更 | 変わらない | 新しい社名に更新され、変更の履歴も公表される |
| 本店の移転 | 変わらない | 新しい所在地に更新され、変更の履歴も公表される |
| 合併で消える会社 | 消える会社の番号は残る(閉鎖の情報が付く) | 登記記録の閉鎖などの情報が公表される |
| 清算の結了 | 番号は残る(閉鎖の情報が付く) | 登記記録の閉鎖などの情報が公表される |
登記のある会社(設立登記法人)の場合、法務局で商号変更や本店移転の登記をすれば、その情報が法務省から国税庁に連絡され、公表サイトが更新されます。会社が国税庁に別に届け出る必要はありません。
人格のない社団などで、届出をして法人番号を受けている場合は、変更の届出が必要です。
公表サイトに反映されるまで
登記の情報が国税庁に届いてから公表サイトが更新されるので、登記の日と公表サイトの更新の日にはずれがあります。 取引先から社名変更の連絡を受けても、すぐには公表サイトが新しい社名にならないことがあります。
合併のときの注意点
吸収合併では、消える会社(消滅会社)の法人番号は使われなくなり、残る会社(存続会社)の法人番号で取引を続けることになります。取引先マスタでは、
- 消えた会社の法人番号のデータを「閉鎖」の状態にする
- 存続会社の法人番号のデータにひも付け直す
- 請求書の宛名や振込先を確認する
という対応が必要です。
取引先の社名変更に気づく方法
| 方法 | 向いている件数 |
|---|---|
| 取引先からの連絡を待つ | 少数。連絡が来ないこともある |
| 公表サイトで定期的に確認する | 数十社 |
| 国税庁のWeb-APIの差分取得で確認する | 数百社以上。自分で仕組みを作る |
| 変更を通知してくれるサービスを使う | 数百社以上。仕組みを作らずに済む |
国税庁のWeb-APIでは、期間(最大50日)を指定して、変更があった法人の情報を取れます(法人番号の変更履歴の調べ方)。取引先マスタに法人番号を持たせておけば、変わった取引先だけを見つけて更新できます(取引先マスタの管理方法)。
インボイスの登録番号への影響
法人のインボイスの登録番号は「T+法人番号」なので、社名変更をしても登録番号は変わりません。 公表サイトの名前は新しい社名になりますが、番号は同じまま使えます。
一方、合併で消えた会社の登録番号は使えなくなります。存続会社の登録番号を確かめましょう。
まとめ
社名変更や本店の移転をしても、法人番号とインボイスの登録番号は変わりません。変わるのは公表される名前と所在地で、変更の履歴も公表されます。取引先の社名変更に確実に気づくには、法人番号で定期的に確認するか、変更を通知してくれる仕組みを使いましょう。方法の比較は法人番号APIの比較にまとめています。





