インボイスの公表情報をダウンロードする方法|全件データの使い方

インボイスの公表情報は、国税庁の適格請求書発行事業者公表サイトの「公表情報ダウンロード」から、全件データと差分データを無料でダウンロードできます。 形式はCSV・XML・JSONから選べます。

この記事では、ダウンロードできるデータの中身と、取り込むときの注意点を説明します。データを自分で取り込まずに、APIで確認する方法はインボイスAPIの比較にまとめています。

ダウンロードできるデータ

データ中身作成の周期
全件データ前月末時点で公表している最新の情報毎月(月初の平日に作成し、原則翌日の午前6時以降に公開)
差分データ新規の登録、公表情報の変更、取消・失効などの日々の更新毎日(休日を除く。過去40日分をダウンロードできる)

氏名や名称、所在地に変更があった場合、ダウンロードデータには変更後の最新の情報だけが入っています。

ファイルの形式

  • 形式: CSV、XML、JSON
  • 文字コード: Unicode(JIS第一〜第四水準)
  • 圧縮: Zip形式(署名検証用のファイルも入っている)

全件データは、法人、人格のない社団等、個人で別のファイルに分かれています。ファイル名の先頭が h(法人)、j(人格のない社団等)、k(個人)です。法人のファイルは、都道府県のグループごとにさらに分割されています。

削除されている項目がある

全件データと差分データは、氏名などの一部の項目について値を削除して提供されています。個人事業主の情報を、そのままの形で一括で手に入れることはできません。個人の登録番号の確認は、公表サイトでの検索やWeb-APIで1件ずつ行います。

ダウンロードの手順

  1. 適格請求書発行事業者公表サイトの「公表情報ダウンロード」を開く
  2. 全件データか差分データを選ぶ
  3. 形式(CSV・XML・JSON)とファイルを選んでダウンロードする
  4. Zipを解凍する

文字化けする場合は、Unicodeで開けるソフトを使ってください。公表サイトに対処方法の案内もあります。

取り込むときの注意点

Excelでは開けないことがある

全件データは件数が多く、Excelの行数の上限(約100万行)を超えるファイルがあります。データベースに取り込むか、Power Queryで必要な番号だけを絞り込んでください。

全件と差分を組み合わせる

全件データは前月末時点です。最新の状態にするには、全件データを取り込んだあと、差分データを毎日適用します。差分データは過去40日分しか残らないので、取り込みが止まると、その間の変更を取りこぼします。

取消・失効を見落とさない

差分データには、取消や失効の情報も入っています。取引先の番号が失効していないかを毎日確認したい場合は、差分データの取消・失効の行と、自社の取引先の登録番号を突き合わせます。

ダウンロードとAPIのどちらを使うか

状況おすすめ
大量の番号をまとめて調べたい、データベースを持てる全件データ+差分データ
請求書のたびに数件ずつ確認したいWeb-APIや民間のAPI
データの取り込みや保守をしたくない民間のAPI

APIの選び方はインボイスAPIの比較、一括確認の方法全体はインボイス登録番号を一括で確認する方法で解説しています。法人番号の全件データについては法人番号の全件データの入手方法を見てください。

まとめ

インボイスの公表情報は、全件データ(毎月)と差分データ(毎日、40日分)を無料でダウンロードできます。ただし、個人の氏名などは削除されて提供されていること、全件と差分を組み合わせて取り込み続ける必要があることに注意してください。取り込みと保守が負担なら、APIで必要な番号だけを確認する方法も検討しましょう。

この記事を書いた人

Bango API の開発者です。国税庁の法人番号Web-APIとインボイスWeb-APIを使ったシステムを実装してきた経験をもとに書いています。

本サービスは、国税庁法人番号システムWeb-API機能および国税庁適格請求書発行事業者公表システムのWeb-API機能を利用して取得した情報をもとに作成していますが、サービスの内容は国税庁によって保証されたものではありません。取得した情報は編集・加工して提供しています。