会社名から法人番号を調べる方法|1件ずつと一括の両方を解説

会社名から法人番号を調べるなら、数件は国税庁の法人番号公表サイトで検索し、数百件以上なら名寄せの仕組みで一括で付けるのが早いです。
ただ、会社名での検索は、表記ゆれや同じ名前の会社があると、思ったように見つからないことがあります。この記事では、確実に見つけるコツと、一括で調べる方法を説明します。一括で付ける方法の比較は名寄せツールの比較にまとめています。
方法1:法人番号公表サイトで検索する(数件)
- 国税庁の法人番号公表サイトを開く
- 「商号又は名称」に会社名を入れる
- 必要なら所在地(都道府県)を選んで検索する
検索方法は、前方一致と部分一致を選べます。
見つからないときのコツ
- 「株式会社」を外して検索する: 前方一致で「株式会社サンプル」と入れると、「サンプル株式会社」は見つかりません。法人の種類を外して、名前の部分だけで検索します。
- 部分一致にする: 名前の途中の言葉でも見つかるようになります。
- 旧社名も含める: 社名変更があった会社は、変更履歴を含めて検索すると見つかります。
- 全角と半角を変える: 英数字が全角か半角かで結果が変わることがあります。
方法2:同じ名前の会社が複数あるときの見分け方
「サンプル商事」のような名前は、全国に複数あることがあります。次の順で絞り込みます。
- 所在地: 請求書や名刺の住所と、都道府県・市区町村が一致するか
- フリガナ: 読み方が分かっていれば、フリガナで確かめる
- 閉鎖の有無: 登記記録が閉鎖された会社でないか
- インボイス登録番号: 請求書にT番号があれば、それが一番確実です。法人のT番号は「T+法人番号」なので、Tを外した13桁が法人番号です(法人番号とインボイス登録番号の関係)
方法3:国税庁APIの法人名検索を使う(プログラムで)
国税庁の法人番号システムWeb-APIには、法人名を指定して検索する機能があります。
https://api.houjin-bangou.nta.go.jp/4/name?id=アプリケーションID&name=URLエンコードした法人名&type=12&mode=2mode=2で部分一致、mode=1(省略時)で前方一致addressに都道府県コードを入れると、所在地で絞り込めるchange=1で旧社名も検索対象になる
ただし、APIの法人名検索は「検索」で、どれが正しい会社かは自分で判断する必要があります。候補が複数返ってきたときの選び方は、方法2と同じ考え方で実装します。使い方の全体は法人番号システムWeb-APIの使い方を見てください。
方法4:数百件以上を一括で調べる(名寄せ)
取引先マスタや顧客リストの会社名に、まとめて法人番号を付けたい場合は、1件ずつ検索していては終わりません。会社名のリストを渡して、法人番号の候補をまとめて返してもらう名寄せの仕組みを使います。
名寄せの仕組みを選ぶときは、次の点を確認してください。
- 表記ゆれ((株)、全角・半角、スペース)を吸収できるか
- 都道府県などで同じ名前の会社を絞り込めるか
- 結果に「どれくらい確からしいか」が付くか
確からしさが付いていると、確実なものは自動で、迷うものだけ人が確認する、という分担ができます。名寄せの考え方は法人番号で名寄せする方法、方法ごとの比較は名寄せツールの比較で解説しています。
法人番号が見つからない相手もいる
次の相手には法人番号がないので、いくら探しても見つかりません。
- 個人事業主: 法人番号は法人に付く番号です。個人事業主には付きません
- 登記していない任意団体: 届け出がなければ法人番号はありません
個人事業主の取引先は、インボイスの登録番号(T番号)で管理するのが一般的です。詳しくは法人番号が付与される対象を見てください。
まとめ
会社名から法人番号を調べるときは、数件なら公表サイトで「株式会社」を外して部分一致で検索し、同じ名前の会社は所在地やT番号で見分けます。数百件以上を一度に調べるなら、表記ゆれに強く、確からしさが分かる名寄せの仕組みを使うのが近道です。
一括で調べる方法の比較は、名寄せツールの比較にまとめています。





